本日、富士スピードウェイでロードスターカップがあると聞きつけやってきた。
本来は、スポーツカーのレースがメインなのだが、ロードスター乗り我々にとっては、サブで行われるロードスターカップの観戦が目的だ。合わせて日頃はなかなか見れないであろうデミオ、MINI Challenge ASIA JAPAN Seriesも開催されるということで、胸が高鳴る。
入場料は1000円、JAF会員、ゴールド免許の方は100円引きとのこと。なんともユニークな割引制度である。
我々が会場について早速耳を引いたのは、隣で行われていたドリフトイベントの走行音であった。こちらの会場の様子は後で紹介するとして、、、メインイベントであるAsian Le Mans Seriesの練習プログラムを観戦した。
Asian Le Mans Series フリープラクティス②
「チョーかっこいいミニ四駆!」第一声がこんなんで恐れ多いが、日頃目にしないスポーツカーが爆音で走行するのを見てテンションが上がる。
車がこんなスピードで走れるんだ…と驚くと同時に、人間の技術に胸が高鳴る。思い起こせば150年ほど前に人類初の内燃機械(エンジン)を搭載した自動車が発明され、その50年後大衆に自動車を広めようと量産が始まった。それから100年たった今人は「移動手段」としての自動車ではなく「極限にまでスピードを出せる自動車」を目指しここまで進化した。凡人の私には、何を求めてそんなに速いスピードで自動車を走らせようと思ったのか理解はできないが、恐らく技術が進歩する中で「スピード」が一つの指標となり、生活で求められる速さを達成した後もなお、限界を越えようとした人々の探究心がスポーツカーをここまで仕上げたのだろうと妄想すると、人間の計り知れない力に関心を覚える。
レースを見ていて感じたのは、そのスポーツカーの技術を活かすも殺すもドライバーの手にかかっているということである。恐らく自動車の技術はそこまで大差ないのではないかと思う。もちろんそれぞれの特徴や得意不得意はあるにせよ、だ。自動車の持つ特徴とそれを操る人間の技術がマッチして初めて最高のパフォーマンスを披露することができるのだろう。どっちかが秀でていても、だめなのだ。
よく、人馬一体というが、まさにそれをロードスターカップ、MINIChallenge ASIA JAPAN Seriesで目の当たりにすることになる。
ロードスターカップ
この富士スピードウェイにロードスターが、しかも初代からNDまで並ぶ光景を見れるとは夢にも思っていなかった。
こう眺めてみると、初代NAが発売されてから30年もたった今もなお、新型NDと肩を並べて走れるなんて、日本の車の技術の高さが垣間見える。なんて素晴らしい光景なんだ。
結果はNBが1位であった。新車だからといって全てにおいて優位であるとは限らないのだと感じた。それこそ、その車の特徴にあった運転技術とその技術者の力量によってもたらされた結果なのであろう。
MINIChallenge ASIA JAPAN Series
予定ではロードスターカップを見たら帰宅!であったが、せっかくなのでMINIChallenge ASIA JAPAN Seriesも観戦することに。前々からオシャレで可愛い車だから欲しいなーと思っていたため、こんなに可愛いMINIたちが勢揃いしているのを見るとキュンキュンする。
が、スタートと同時に耳を疑った。こんなに可愛い姿をしているのに、エンジンの音はドスが聞いててかっこいい。走るためのMINIを見たのが初めてだったため、とても斬新であった。と同時により一層MINIが欲しくなってしまった。
MINIに詳しくないため、ぱっと車を見ただけではどんな種類で何が違うのかがわからなかったため、以下の感想が妥当でないかもしれないが、同じ車種なのにこんなにスピードが変わるのは運転者の技術が相舞うからであろう。このMINIのレースは最初から最後まで目の離せないレースとなった。抜きつ抜かれつが激しかったのだ。こんなレースを見たのは初めてだったので興奮がなかなか冷めやまなかった。
とにかく今日は人間の技術の凄さを垣間見まくった一日であった。
最後に夕日もパシャリ。
明日がお休みと思うと、こんなにも空が美しく見えるのだろうか。。。
幸せな一日であった。